アレグラは安全性の高い抗ヒスタミン薬

アレグラはヒスタミンH1受容体拮抗薬フェキソフェナジンのことであり、花粉症やハウスダストなどのアレルギー専用鼻炎薬として市販されているものになります。
花粉症の人にとっては毎年手放せない薬ではありますが、心配なのが副作用です。
普通は副作用として強い眠気や、判断力と作業能率の低下が挙げられ、仕事に支障が出てしまったり、場合によっては車の運転中に急な眠気から交通事故を起こしてしまうケースもあります。
しかしアレグラの場合、第二世代抗ヒスタミン薬であり、なかなか本人が気が付きにくい眠気や集中力や判断力低下などの能力ダウンなどの副作用が改善されているので副作用の心配が少ないです。
そのため脳に影響を及ぼしにくく、眠くなりにくいアレルギー専用鼻炎薬として販売されていますから安全性の高い市販薬と言えます。

自動車運転シミュレーター上の試験でも、眠気の発生頻度が有効成分を含まない錠剤「プラセボ」との差がないことから、運動能力への影響は少ないことが確認されています。
ワープロ入力試験でも同じように影響がないことがわかっています。
つまり、仕事にも、車などの運転にも支障がなく、安心して服用することができます。

アレグラは1錠あたり60mgで、1日2回服用することになっており、服用してから1時間から2時間程度で効果が出てきます。
その後2時間くらいまでがピークで10時間後に効果が半減します。
ですから朝夕2回服用することで、ほぼ24時間花粉症の辛い症状を和らげることができます。
一番効果があるのは、症状が出る前、花粉飛散予測日が出始めた頃には服用を始めるとより効果的です。
小中学生用にも要指導医薬品として小児向けのアレグラがあり、薬剤師からの説明を受ける必要がありますが、処方が可能となっています。
抗ヒスタミン薬の内、添付文書に眠気があるなどの記載がないのは、ロラタジンとこのアレグラの2種類のみとなっていますので、今のところ安全性の高い市販薬はかなり限られていることになります。

アレグラは皮膚疾患にも用いられている

アレグラは、花粉症やアレルギー性鼻炎以外にも、アトピー性皮膚炎や蕁麻疹等、皮膚疾患に伴う瘙痒にも効果があるのですが、意外とあまり知られていません。
アトピー性皮膚炎の場合はとても痒くなり、少しでも症状を和らげるために、また少しでもひっかきによる悪化を防ぐために抗ヒスタミン作用が使用され、かゆみの軽減効果があるとして処方されることもあります。
蕁麻疹も全身が痒くなる疾患ですが、成人の20%にみられる決して確率の低くない症状です。
皮下の血管拡張が主体で、主に落ち着いているとき、運動や入浴後などに最も症状が強くなります。
その症状は飲酒後にも発生します。

蕁麻疹にも種類があり、食物アレルギーによるものや、ラテックスアレルギー、蜂などの毒に含まれるヒスタミンが原因で起こる昆虫アレルギーなど種類は複数あります。
いずれも皮膚や粘膜に接触することで起こる接触蕁麻疹が原因です。
アレルギーによる症状ですから、これらの治療薬もアレグラは広範囲で処方されています。
ヒスタミンが痒みの原因となっているので、抗ヒスタミン薬であるアレグラがヒスタミンが血管に作用されるのを防いでくれます。

発症してから10日間程度服用し、その後もし再発してしまった際には2カ月以上服用します。
これは年齢と共に徐々に反応が弱まると言われていますが、服用をやめては発症し、飲むとまた治まるというように長期化しやすくなります。
皮膚疾患は人によって症状も異なり、アレグラを服用してもまったく効き目が無い人もいます。
市販なので手軽に購入することができるのですが、自分の判断だけで市販薬の服用を開始せずに、まずは皮膚科の専門医に相談してから治療を開始しましょう。